病気ごとに入院日数は違いますが、平均で何日入院しているのでしょうか。また、最近の入院日数は短くなっているのでしょうか。厚生労働省の統計データを調べました
入院患者数と通院患者数
入院患者数の 約5.7倍の外来(通院)患者がいることが分かります。
入院患者数の傾向
入院患者は、50歳と65歳から増加して、80歳で最も多くなっています。
80歳では千人あたり200人ですから、1/5が入院していることになります。
この期間は、特に大きな病気が発生しやすいという事のようです。
外来(通院)患者数の傾向
外来患者は、15歳で最も少なく、その後増加しています。
20歳、50歳、70歳から数が増え、70歳で最も多くなっています。
70歳では千人あたり800人ですから、ほぼすべての老人が病院通いという傾向です。
45から50、70、80歳 は要注意期間のようです。
まとめ
データから、45から50、70、80歳 で特に患者数が増えていますから、この期間は特に注意が必要です。
何かおかしいと思ったら、早めに病院にいきましょう!
下の図は、病気で入院して退院した患者の入院日数を年ごとにまとめた統計データです。
平均入院日数の推移
図の点線が平均入院日数です。
平成8年は、40.8日の入院期間でしたが、平成23年には32.8日と短くなっています。
年々、平均入院日数が減っており、今後さらに減る傾向です。
この点は重要ですので覚えておきましょう。
死亡率が高い重大疾患の場合
癌(がん)の場合は、35.8日から19.5日と 入院期間が大きく短縮されています。
その他の、高血圧、心疾患、脳血管疾患、肺炎 も入院期間が減っています。
まとめ
以前は長期入院があたり前でしたが、このように最近は入院期間が短くなっているのです。
入院期間は短くなっていますが、その後の通院期間は残っています。
医療保険を考える場合は、入院保障期間は短めにして、通院保障を考えた方が良いかもしれません。
最近はDNA検査でかかりやすい病気が推定できるようですから、それを踏まえて保険の保障を考えるのも良いと思います。
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