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寿命と病気の統計 では主に厚生労働省のデータを基に、平均寿命、平均余命、死亡原因、病気と入院期間 等をまとめています。

4、年齢別の健康でない期間の割合

年齢別の健康でない期間の割合 男女別データ

病気がちで健康でない期間が多いのは、何歳なのでしょうか。
男女別の統計データを調査し、解析しましたのでご覧ください。

健康でないと自覚している期間の推移


下の表は、自分が健康と自覚している期間と、健康と自覚していない期間(不健康と自覚している期間)を調査した結果で、厚生労働科学研究 健康寿命のホームページから参照しています。平成13〜22年までの男女別の結果です。

 健康、不健康と自覚している期間の推移表

平成22年の行を見ます。
男性で健康と自覚している期間は、69.90歳  健康でない期間は、 9.73年
女性で健康と自覚している期間は、73.32歳  健康でない期間は、13.07年   です。

一生の間で健康でないと自覚している期間は、男性で約10年間、女性で約13年間もあるという事です。
逆に、健康だと自覚している期間は、男性で約70年、女性で73年です。

上の表をグラフにしたのが、下の図です。

健康、不健康と自覚している期間の推移のグラフ

 平均寿命が上がっていると同時に、健康でないと自覚している期間がわずかに増加しています。

     
     

年齢別に健康でないと自覚している人の割合


健康でないと自覚している人の年齢別の割合

それでは、健康でないと自覚している人は、年齢別にどれくらいの割合でいるのでしょうか?

下のグラフは、縦軸が健康でないと自覚している人の割合で、横軸は年齢です。男性と女性の場合を示しています。

年齢が上がると共に健康でないと自覚している人の割合が増加しています。65歳以降の増加が多いように見えます。
不健康と自覚している人は50歳で約15%、60歳では、約16%、70歳では24%、80歳で37%です。

70歳以降は3〜4人に1人は何らかの病気を持っており、健康と言えない状態と言えます。

夫婦や家族との旅行など、やりたいことは70歳くらいまでにしておいた方が良いかもしれません。

 健康でない人の年齢別と男女別の割合

変化率による解析

年齢別に割合の変化率でプロットしたのが下のグラフで、増減がわかりやすくなっています。

健康でない人の年齢別、男女別の割合の解析

(男性の場合)
  男性の場合は、10〜64歳までの変化がほぼ一定ですが、65歳から急に上がっています。
  男性の場合は、特に65歳からの体調の変化に気をつけるべきと言えます。

(女性の場合)
  女性の場合は、15〜24歳、45歳、60歳以降で増加しています。
  女性特有のホルモンバランスの変化や体の変化に関連すると思われます。
  この時期は特に健康に注意しましょう。


参考資料

     
     

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