男性と女性では、癌ができる場所と死亡率が異なります。その傾向と、最近の死亡率の推移と特徴をしらべました。
癌(がん)が出来る主な部位
下の図は、癌(がん)の主な発生部位と死亡率で、平成年度の統計データです。
青は男性、ピンクは女性の結果です。
主な発生部位は、男性は、胃、肺、肝臓、大腸
女性は、 これに加えて 、子宮、乳房 です。
上の表をグラフにしたのが、下の図です。
縦軸のスケールを合わせていますから、男女間の死亡率を比較しやすくなっています。
まず癌の発生率を比較すると、女性の方が癌の死亡率が低く、男性の約65%と低いことがわかります。
さらに女性の場合、男性に無い子宮がんと乳がん以外のすべての癌で死亡率が低いことがわかります。
男女別の発生部位では、
男性の場合、死亡率順に 肺 > 胃 > 大腸 > 肝臓
女性では、 大腸 > 肺 > 胃 > 乳房 > 肝臓 > 子宮
と傾向が違います。
癌の死亡率の傾向は
最近は男女共に肝臓がんと胃がんの死亡率は減少傾向ですが、その他はすべて増加傾向です。
男性では、肺がん、大腸がんの死亡率が急増しており、注意が必要です。
女性では、肺、大腸 に加え乳がんが急増しています。
がんの死亡率は男女ともに増加していますから、定期的にがん検診を実施しましょう。
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